証言の行方!?

2022.02.21 Mon

ご依頼内容:トイレの流れが変っ!   東京都中央区

施工内容:便器脱着異物除去。

 梅の開花の便りが、既に耳に入り出している今日この頃、皆様におかれましては如何お過ごしでございましょうか?

 さて、以前の回で、トイレには異物を落とされない様、流されない様、御注意下さいと お願い申し上げましたが、今回は残念ながら其の様なお話でございます。先ずは御依頼の現場に急行し、状況を拝見致しました。

 レバーを上げて見ると、水はサーっと流れず 便器に溜まり気味にグズグズとゆっくり引いていく状態で、引き切った最後に特徴ある『コポコポ』という音を発して正常溜水面を下回る低い水位を示して止まります。これらの事から、便器内に異物が混入した疑いが濃厚であると判断し、お客様にそれとなく御伺いしてみると「異物を流してしまうなんて事は絶対に無い」との事。そこで、この状態を解決する為の方策について慎重に御説明し、丁寧に協議を重ねて便器を外して見る事になりました。

 便器を外し、下から排水出口を覗いて見ると白いアクリル系の何かが確認できました。お客様にも見て頂くと「これは検尿カップで、先日 息子が使った物に違いない、なのに息子からは何も聞いていない!」と、かなりお怒りモードで御証言頂きました。

 勿論、便器にわざと異物を流す方は まず居らっしゃいません。間違いは どなたにでもある事です。したがって、息子さんを余りお責めにならぬ様、私からもお願いしながら 当該異物を除去致しました。異物さえ除去してしまえば当然、正常な状態に戻ります。

 という訳で、案外気が付かぬまま異物を落してしまう事もある様でございます。ですので、くれぐれも御注意下さいます様、お願い申し上げます。そして、何か異常を感じられたら なるべく手を着けずに、直ぐに弊社まで御相談下さいませ。

 以上で今回のご報告を終わります、いかがでしたでしょうか?次回も又、宜しくお願い致します。

修繕業者選び は 御慎重に 。。。

2022.02.14 Mon

ご依頼内容:屋外の水道管から水が噴き出してる!   東京都練馬区

施工内容:架橋ポリ管からアルミ複合三層管に交換。

 皆様こんにちは。巷間では、銭湯?バレンタイン何ちゃらデエ?とかいうのだそうで、それで猫も杓子も 猪口(ちょこ)を寄越せとか 寄越せないとかで大騒ぎしているみたいでございまして、まあ アタシには全く関係の無い話のようでございます。そんな感じの今日この頃、皆様は如何お過ごしでございましょうか?さて 今回は、かなり気落ちした御様子で、弊社のフリーダイヤル0120-441-599ご注文受付センターにお電話下さったお客様からの御依頼の顛末について御報告致します。 

 先ずは 急ぎ現場に駆け付け 状況を拝見すると、エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯器・・・大気中から取り込んだ二酸化炭素を冷媒として利用し、熱エネルギーを獲得するという驚きの省エネ型給湯器)というシステムなのですが、これを形成するヒートポンプユニットと貯湯ユニットという装置同士を繋ぐ配管にピンホールが生じて 水が噴き出している様子が確認できました。さて、この自然冷媒ヒートポンプ給湯器という代物は、世に出て来てから、実に約20有余年は経過しているものかと存じます。当初、ヒートポンプと貯湯タンクを結ぶ循環パイプには、専ら 架橋ポリエチレン管という管が主流定番として使われておりましたが、その後 2006年頃から 更に省施工化を図りたいとするコンセプトの下、アルミ複合三層ポリエチレン管なる物が開発され 市場に出廻る様になりました。此の新しく産み出された管は、出来上がって見ると『省施工化性能』も さることながら、加えて優れた耐熱性能を併せ持っている事も証明され、既存と比較して様々な点で格段に性能がアップしたという結果を示しました。これが業界の内外から大変好評を得る事に繋がり、以降 盛んに施工現場等に投入され続け、やがては次第に当該管が主流に取って代わる様になりました。そしてそれが 現在にまで至り、いまだ継続中であります。従いまして、 旧態依然として 架橋ポリ管(白色っぽく薄ら透明)や、ポリブデン管(黄色っぽく不透明)等を、この高温熱交換供給システムに対して用いる事は、素材として 最早『不適格』と言わざるを得ません。何故なら、激しい熱変化による大きな伸縮に終始 晒され続けるという宿命的な特性の条件下、避ける事の出来ない その様な厳しい環境の中で、これらの管では 甚大とも言える膨張収縮の変動の繰り返しに付いていけず、やがては耐え切れなくなって、割と早い段階での経年を境に 今回の様な漏水のトラブル等に見舞われてしまう様でございます。また、そもそも『 架橋ポリ管は95℃、ポリブデン管は90℃より高い温度を発生させる熱源機器には使用しないで下さい 』というメッセージがメーカーからも発せられておりますので、尚更 併せて御注意下さい。 案の定、此方のお宅では 架橋ポリ管が使用されておりました。お客様には以上の内容のお話をした上で、正しくアルミ複合三層管への新規交換を御提案申し上げ、見積書を御提示致しました処、即ご快諾頂けましたので、直ちに施工に入りました。

 これを以って、さほど時間は掛からずに無事にトラブルを解決致しました。 さて、話はガラッと変わりますが、最近たまにテレビ各局のワイドショー等が、水道工事悪徳業者の実態を取り上げて伝える特集のようなものを、皆様は御覧になった事はございますでしょうか? 憚りながら、私も住宅メンテナンス業に従事する者の端くれとして、よく其のて の特集を視聴しておりまして、酷い手口などを視ては聴いては、一々大変驚いている次第でございます(苦笑)。其の様な放送のせいなのでしょうか、トラブル改善の対策を検討されるに当たり、近頃 過剰なまでに業者選びを御心配されるお客様を度々お見受けするようになりました。 今回のお客様も、完了後に交わした談話の中で「水道の管の修理・修繕等だと、何十万?何百万?と 掛かるみたいだし、今日中に直す事は 大方不可能で、何日間も断水を覚悟せねばならんだろうし、と 其れ等が心配で、かなり気落ちしながら 何社も何社も施工業者を調べて探して回ったんだよ。」との事でした。正に件の特集の影響を受けていらっしゃるのかな?と感じた訳でございますが、今のご時世 悲しい事ですが、それ位の慎重さがあって 丁度 宜しいのかも知れませんね。…と、まだ更に このお客様の弁は続き「それで、その中でも一番信用出来そうな御社に電話した訳なのだが、これは正解だった。電話受付(コールセンター)の対応も 一番 明るく 優しく親切 だったし、来てくれたスタッフさんは予想して覚悟していた金額より 断然 安い見積もり額を提示してくれ、何よりも 自信をもって『今日中に完工出来ます』という 心強い発言をしてくれた、これには実に 救われた思いがした。また何かトラブルがあった時はアクア救急センターさんに お願いするから宜しくね。」という有り難い御言葉を頂戴したのでありました。この様な御言葉を頂く度に、親切・丁寧・正直を心掛けて応対して来た日々の苦労などが、一遍に報われる様な思いが致しまして、 端無くも涙が こぼれ落ちそうになるのでございます。もう この勢いで、前回に続き今回も エピローグ メルヘンポエムでも ぶちかまそうかな…。なんて 思いましたが、紙面の都合上、今回は 止めておきます ( エ…⁉)。

 という訳で ございまして、今回は比較的安価で、且つ 短時間で作業を終える事が出来ましたが、皆様が御心配される通り 水道管のトラブルにあっては、場合によっては管の引き直し等の大掛かりな工事が どうしても必要になる事が確かにございます。そして其れは それなりの大きな金額が掛かる可能性もあるということも事実かと存じます。ですが、仮にその様な場合が発生したとしても、弊社では必ず事前にお見積書を提示し、何故その様な施工をする必要があるのか等を丁寧に御説明申し上げ、お客様の御納得を頂いてからでないと施工に入りません、着手しません。ですから、テレビ等の特集で紹介されている悪徳業者の様に、黙って着手しておいてから 後で法外な代金を請求するなどという真似は、弊社では 絶対にあり得ませんので、どうぞ 御安心下さいませ。

 では、これで今回のご報告を終了と致します。いかがでしたでしょうか?  次回も又、宜しくお願い致します。

本当に直ぐに来てくれるの!?

2022.02.05 Sat

ご依頼内容:洗面台蛇口水漏れ大変!。      東京都西東京市

施工内容:洗面台混合水栓内部々品交換。

 如月。暦の上に春は立ちながら、余寒厳しき折柄、皆々様におかれましては益々ご健勝のことと お慶び申し上げます。さて、今回は 洗面台混合水栓の水漏れで、かなり切迫した御様子でお電話を掛けて来られたお客様のお話です。

 取り急ぎ現場にお邪魔し、お客様からお話を伺うと「蛇口を閉めても水が止まらなくなってしまった。とにかく今日直ぐに直してくれる業者をネットで探して片っ端から電話して尋ね回ったが『すぐには行けない』とか『今日は無理』とか『一週間後になります』とか、酷いのになると『調べて折り返す』と言って切られたまま “なしのつぶて” とか。緊急メンテナンス業者とは皆、およそ 名ばかりなのか?」と、些かご立腹の御様子。お客様曰く、何の前触れもなく急に故障してしまったそうで、しかも漏水トラブルは初めての御経験だとか。と きたら、 どなた様でも このお客様ように焦ってしまわれるのは、決して無理のない事でございましょう……、 一番初めに弊社に御連絡を頂ければ宜しかったのに…、と 只々悔やまれるばかりであります。

 一通りお話を伺った後、状況を拝見するとポタポタと断続的ではなく、ツーっと細く絶え間なく出続けて止まらない いわゆる糸状漏水のようです。止まるべき水が止まらないって本当に気持ち悪く、イライラしますよね。実は私は、直した筈の蛇口が こんな様子になって戻ってしまう類の夢を偶に見たりなんかして、 そんな時は決まって飛び起きてしまったりするのです。だから、こういう映像とか音声とか は、大っ嫌いです。

 さて、お客様の御要望は『とにかく安く・早く、今日中に完了』との事。そのご期待にお応えすべく、当該水栓を詳しく診断した処、内部のカートリッジという一組のパーツさえ交換すれば必ず直る、と判断しました。その信念の下 これを提案して御納得を頂いてから着手しました。因みに、請け負う以上は、完了後の保証を一定期間設ける事は当然ですから、根拠に基づいたソリューションが当たり前で、これにそぐわない と判断した場合は、その御要望通りには、必ずしも御対応する事は出来ないかも知れません。その時は、飽くまでも正しい別の方法の御提案を改めて申し上げます。 弊社は『安かろう悪かろう』の作業は致しません、決して安請け合いは致しません。何故なら、いくら安く・早くと求められても修理後 長持ちもせずに故障が再発してしまっては元も子も無いからでございます。出来ないものは出来ませんし、ならぬものはならぬ。 なのでございます。 ある意味、弊社は馬鹿が付く程の正直をモットーにしておりますので…。

 という訳で、作業の経緯は以下の画像の通り。

 完了です。見事、漏水はピタッと止まりました。これは優れたパーツのお蔭、メーカーさんのお蔭です。Good parts! Nice!made in japan! 世界に冠たる日本万歳!万歳!万々歳!。

 完了後、お客様に実際に操作して頂き、大いにお喜び頂けました。「お宅は電話した当日に本当に直ぐ来てくれるし、確かな技術力を以て当方の期待に応えてくれた!その誠実で一途な姿勢、誠に天晴れである!お宅こそ緊急メンテナンス業者の鑑(かがみ)だっ!!」と、弊社に対し 激励に近いお褒めの御言葉を頂戴して 現場を後にしたのでありました!。

 【エピローグ】

title:フェアリーの沈黙

 車輌に戻る道すがら、エントランスを抜け 最初の角に差し掛かった その時、危うく 淡く消え入りそうに揺れながらも、その小(ち)さき胸の内に 微か   ではあるが、確かな春の香を大事に携えては 舞ふ。舞ふは fairy?                切なく 儚く 美しく、舞ふは 東風(こち)かぜ 、 一片の そよぎは片生い …。          … されども、それは思いのほか 強(したた)かなる主張を伴って、          清々しく、やにわに 吾(あ)が 頬を 接吻(くちづけ)た。(眩暈…)。…して …         … 驚き たじろぎ、 連ねて 数多(あまた)瞬き見て 直り向かへば、その瞳に   あどけなき悪戯っぽさを 一杯に湛えた小悪魔は、… そこは 清淑で慎ましき可憐な少女が らしく、はにかみ がちに 淑やかに微笑んで見せて … 、消えた … 。  

 虚と実の境は愈々(いよいよ)妖しきパラドックス 唐突に 心攫われたまま …  時あたかも、音を失くした空間の只中に、不意に 放り出されて 独り 戸惑うのみ …。…ふと、徐(おもむろ)に 仰ぎ見上ぐれば、春 未だ なお浅く、気塊は飽くまで凛として凍て揃いて 忌々しいまでに 潔く、 ならば 尚更、 そこはかとなしに 薄ら か弱く 柔らかなる筈の当の木漏れ日は、何故(なにゆえ)か 一際 眩(まばゆ)き光波、この目の奥底まで 尚も強く沁み入りては、差し詰め 早鐘の如く 吾(あ)の胸を打ち鳴らさむ やまぬ 高鳴り 、ひたすら 切なく … 嗚呼 (一目だけ…もう一度だけ …心攫われ ふるえてやまず)     

(突如)……っ。尉火焚(ジョウビタキ)か? この細き 一鳴きによって静寂の呪縛は忽ちの内に あっさりと 解き祓われてしまへば、やはり 忽然と いろ(色彩)甦り、ゆめ(白日夢)醒め失せ その傍(かたわら)で只 強引に現(うつつ)に引き戻されるを以(もっ)てしては、 もはや抗う術(すべ)何も知らず、…気付けば 辺りは すっかり薄暮の中、 私は、又もや 独り 取り残されて 此処に、ただ 場違いで 些か仰々しい態(てい)の 工具箱 を ぼんやりと引っ提げては、その手のまま   ひっそりと 佇むばかり なのである …… 。                         

                                                       

 …なんちって(笑)。すみません、回想しながら普通にブログ作成していた処、突如 どっかから森の精霊みたいなのが舞い降りて参りまして、私の頭ん中に乗り移ってきた模様で ございます。そして潜在意識にインプットされていた記憶が 顕在意識に鮮やかに甦り変換され (インスピレーション発動?) 何やら つらつらと 書き綴ってしまいました。いえ… 別に 変な薬とかは喰ってませんので 。。。     ご心配なく。実は、ここの処 ちょっと忙しくて、少々疲れが溜まっているのかも知れません…(嬉しい悲鳴です)、すみません …なるべく 早く寝るようにします、おやすみなさいませ。では、次回も又、宜しくお願い致します。