管が根元で折れちゃった!?

ご依頼内容:給湯器に繋がる配管が折れて水浸し。 神奈川県厚木市

施工内容:給湯管一部交換補修

 皆様こんにちは。今回も突然のトラブルに見舞われてしまったお客様の元へ急行し、お助けに上がりました。

 状況は、屋内壁掛け型の給湯器から伸びる給湯管が内壁に入る直前部分でポッキリ折れてしまったものでした。見ると壁内配管は給水管に相応しい“銅管”なのですが、表側接続部分は管内部にライニングが施されていない鋼管(白管)でした。そもそも、やむを得ず給水湯管の異種接続をせざるを得ない状況にあたっても、銅と鉄を直接結ぶ事は『電蝕』という現象を招いてしまい、管を傷めてしまう原因となるので御法度とされています、更に今回の場合は給湯管なので温度変化による収縮が頻繫に起き、管の経年劣化速度は殊更に上がってしまう訳です。      築年数38年という事ですので、ちょっと手などがぶつかっただけで、ポッキリ折れてしまう事は決して不思議ではない訳です。

 早速改修に当たりますが、先ずは壁内の銅管メネジに折れて固着してしまっている鋼管の残骸を取り除きます。折れ込んでしまった鋼管ニップルを取り除くには、主に『エクストラクター(逆タップ)』という工具を用います。

取り除いた後は、黄銅製ニップルを用い、なるべく出っ張りを無くす様にショートに収め、フレキ管も交換しました。

 壁の損壊はカラー合板(アイボリー)で塞ぎました。

 完了しました↑。全てが、すんなり順調に進んだので作業時間は1時間程でした。急なトラブルで、当初お客様はパニック状態でございましたが、予定する作業内容と工程を丁寧に御説明し、今から直ぐに施工可能な旨をお伝えすると、すっかり御安心して頂けたのが何よりでした。仕上がりも大変気に入って頂き、お喜びでした。

 以上で今回のご紹介を終わります。いかがでしたでしょうか?

次回も又、宜しくお願い致します。