比較の行方 (しつこいですか?)。

ご依頼内容:他社で契約したけど、この額って妥当?     逗子市

施工内容:下水管・下水桝交換

 『春寒料峭(しゅんかんりょうしょう)』などと申しますが、ばかに暖かい日が続きますと、どうしても ついつい油断してしまうのが人の情感ってやつでございましょうか。しかし、この時期は『三寒四温』という訳で、四日ほど暖かい日が続いたところで油断してるってえと、急に寒さがぶり返して来やがるのでございます。そうするってえと、暖かさに慣れた身には、例え ちょっとした寒さであっても随分と酷く応えるもんなんでございます。ですがまあ、これも四季の区別がはっきりしている此の美しい日の本の國が故の事。つまりは此の國に生まれた者が味わえる醍醐味という訳でございまして、生きている実感・悦び等といったものも一緒に纏めて 大事に味わいたいと思ったりする今日この頃なのでございますが、皆々様におかれましては益々ご健勝のことと拝察致します。

 さて、今回 次の様なお問い合わせのTELが、弊社フリーダイヤル コールセンターに掛かって参りました。『タンクありトイレ詰まりを他社で直してもらった。その時に下水配管に3か所穴があいているとのことで見積もりしてもらったが相場を知りたい。(40~50万と言われた)実は、昨日他社で契約したが、お宅の方が安かったら変えることができるだろうか?・・』といったものでした。私共では決して他社様を貶める様な営業や、況してや契約済みの事案に首を突っ込んで ひっくり返す等という見苦しい真似は致しましません。が、但、お客様から見積り・調査の御依頼を頂けば、有難くお受けする。これを旨とする弊社と致しましては無下にお断りする訳にもいかず、取り敢えず拝見に伺いました。

   ↑蓋が割れて大部分が無くなってます。

 ↑こっちは蓋は無事、されどインバートに穴あき有り。

  ↑曲がり45度といえど、本来 曲がり部分には桝が欲しいところ

 築50年というお宅ですが、交換工事としては特別大変という事もなく、いつも通り弊社基準に則り算出した御見積書を提出し、丁重に御挨拶をして此方を離れ様と致しましたが、お客様はこれを許しては下さらず、早速 『御社と契約を結びたい』と迫って来られました。…ここは資本主義、自由経済の国の下。「ご契約ですか?先に契約されている他社さまが御納得するのならば、それは吝かではございませんが…。」と申し上げて この日は取り敢えず帰社致しました。…。

 結局、後日 弊社と御契約を結ばせて頂きましたが、実は、正直に申し上げて他社さんの工事内容に付随して、必ず遣らなければならない事が抜けていたのでそれを付け足した結果、弊社の見積り金額は他社さんより高いのです、いや本当に。では何故弊社なのかと伺うと『貴方が礼儀正しく、身だしなみも整っていて、説明に自信があり、理路整然としていて “何故その作業をする必要があるのか”等を熱心に説かれた、それでいて其処に嫌みはなく、判り易く丁寧でいて無駄がなく、深く納得できたからだ。ついでに営業車も綺麗にされている。こういう事の教育・管理に重点を置いているであろう会社なら間違いはない、ここに任せたいと思ったからだ』との事。「また またー(笑)」などという声が聞こえてきそうですが、仰っられたことを、ほぼ原文のまま記しました、いやホントに。

 そして日を置かず着工致しました。

 絶好の工事日和の中で順調に作業は進んでいきました、上の画像は未だ施工途中ですが、この後 滞りなく無事に完成へとたどり着きました。お客様に出来上がった様子を見て頂き、大いに御納得頂けました。ちょっと汗ばむ程の日だったので、今晩 家に帰って飲むビールは さぞかし旨いだろうと思います!

 失礼 致しました。今回は以上でございます、如何でしたでしょうか?次回も又、宜しくお願い申し上げます。