洗面台排水トラップ交換。

ご依頼内容:洗面台下の排水管に穴が開いた! 至急来て!。 世田谷区 

施工内容:洗面台Sトラップ交換。

 皆様こんにちは。今回は、洗面台下に設置されている排水管が破損してしまったお客様のお話しです。当該排水管は上から下に向かった 床排水のS字状の形状をしておりまして、屈曲部に常に一定の水が溜まる仕組みになっています。この溜まった水のお陰で下手(しもて)から上がってくる排水管内の臭いや、害虫の侵入を防ぎます。いわゆる封水トラップというわけで、その形状から『Sトラップ』と呼ばれています。因みに壁排水の場合は、上から下に屈曲部を経て90度のアングルで壁に差し込まれまして、Pの字を横にした様な形から『Pトラップ』と呼ばれます。

 洗面台Sトラップの素材は主に黄銅製(金属)と樹脂がありますが、こちらのお客様のお宅は黄銅製です。画像を見て頂くと分かると思いますが、肉厚は極めて薄く造られており、経年と共に劣化して しばしば、折れ・割れ・欠落などの症状に見舞われたりします。今回が正に、そのケースの一例となります。

 お客様のご予算などを伺い 対策をご協議した結果、幾つかの案の中からトラップ部分以降を比較的 侵食に強い樹脂製の製品に変更させて頂く。という事となりました。

 作業時間も大して掛かること無く、無事に完了致しました。尚、新規樹脂製Sトラップは、ご覧の通り屈曲底部に袋ナット蓋が付いていて、ここを外して掃除や、誤って落としてしまった異物等を容易に取り出す事も出来ます、ささやかではありますが、その様な新たな機能が付いてお客様も大喜びで、めでたし めでたし、で ございます。

 以上、いかがでしたでしょうか?今回もご訪問頂き有難うございました。次回も又、宜しくお願い致します。