ご依頼内容:洗面蛇口の付け根に水が溜まる! 町田市
施工内容:蛇口交換。
桜花の盛りも いつしか過ぎ、葉桜の清々しい季節を迎えんとするは、これもまた、正に諸行無常の具現でございましょうか、さような今日この頃、皆々様に おかれましては益々ご壮健のことと御慶び申し上げます。
さて、今回も前回に続き お客様の御要望を尊重したソリューションの御報告をさせて頂きたいと存じます。現場にお邪魔し 拝見すると、シャンプードレッサー水栓の開閉レバーを開け閉めした際、その内側から水が滲み出て デッキ部に水溜りが出来るという状況を確認致しました。
ところで、施工のお話に移る前に、私共が日頃の業務に於いて 心掛けている点を申し上げておきたいと存じます。先ず、手順として『お客様のお話しをよく聞く』『沢山お話しをして頂く為に、此方からも沢山 質問を申し上げる』を重ねながら円滑なコミュニケーションを図り、一歩一歩 信頼関係を積み重ねて築いた後に、問題の真髄を見極め、何が本当に必要なのかを充分に突き詰めていき、目先の損得だけではなく 真の解決策を 御一緒に考えながら、結論・結果を導き出す。といった流れを、大事なルーティンにして私共は励んでおります。今回も、その様にして お客様から細微に至るまでの情報を得る事が出来ました。それによれば、弊社の前に見させた業者から『この蛇口のメーカーは、倒産して無くなったので、改めて違うメーカーの蛇口に交換するしかなく、料金は10万円を ちょっと上回る』と言われたそうです。そこで、予算的な事も含めてお困りになられたお客様は 他に数社聞き回った末に、弊社へ相談を持ち掛けて来られた、といった訳でした。なので、私は 蛇口のカタログ等を御覧いただく等しながら、的確な対策について 特に 親切丁寧に、御協議を進めました。順調に進行していった処、協議中盤に差し掛かった辺りで、カタログに記載された ある蛇口を 徐に指さされて、お客様:『これだ!これだ!求めていたイメージ通りだ。蛇口の長さ・角度・高さ、そして価格、どれも申し分ない。もうこれしかない、実に使いやすそうだ。最初からこういうのが着いていて欲しかった!』私:『はい、誠に有難うございます。ですが、残念ながら此れは、お台所用の蛇口でございまして… 』お客様:『え、何? 台所蛇口は洗面台に使用しては いけないとかの法律でもあんの? やりたくないの?』私:『いえ まさか、決して其の様な訳ではございませんが 但、見た目とか、空間的な つり合い などが 余り宜しくなく、私としては、お薦めを致しかねますが… 。』お客様:『別に、使う度 いちいち他人様に披露して評価を乞う訳じゃあるまいし、自分が良いと言ってんだから良いでしょ?ちゃんと、水とお湯 出るんでしょ? だったら、早く 此れ着けて!』私:『 はい、…かしこまりましてございます。』と、相成りまして 早速、着工 致します。
些かイレギュラーではございますが、これで 費用の面も含めて お客様のお悩みは全て解決致しました、今、求めていたイメージ通りの真の結果を堪能されながら 横で幸せ一杯の御顔を なされておいでです。但、ここで敢えて失礼を覚悟の上で申し上げれば、例えば 『寿司』をご所望のお客様が、お好み焼きソースであろうと、ケチャップであろうと、マヨネーズであろうと、メープルシロップであろうと、はたまた 八丁味噌タバスコ山椒和え であろうと 自ら望んで 進んで其れらを、其の寿司に付けてお召し上がりになられるのであったなら、取り敢えず 其れは ご本人の嗜好の自由 という他ございません。但し、明らかに其れで必ず お腹を壊す筈、と判れば 話は別で それならば、伏して事前に御止めも致しますが、此れはそうではございませんので、私共は 今回のソリューションを “是” と致しました。さて果たして、『いったい これは如何なものか? 』等と問われれば、『お客様が 御満足して頂ける “真の結果” 獲得こそ、私共の最大の使命と喜びが其処に存在するのであって、私共は飽くまで 此の “真髄” を追求すべし 』と、日頃から心得ておりますが故に、「これもプロとしての務めでございます」とだけ 申し上げる他 ございません。
さて、賛否両論 意見分かれ、議論の余地 また大いに残り、誠に名残惜しい処。ではございますが、今回の御報告は以上でございます。最後まで御覧頂きまして誠に有難うございます。次回も又、宜しくお願い申し上げます。