トイレ給水管交換。

2021.12.20 Mon

ご依頼内容:便器の排水漏れ⁉ 調査希望!。  東京都港区

施工内容:トイレ給水管交換。

 皆様こんにちは。師走も押し迫り、お忙しい日々をお過ごしのことと存じます。その様な中、当ブログを御覧頂きまして誠に有難うございます。さて、今回は便器と床の間から水漏れしている様だ、というお客様からのご依頼現場にお邪魔して来ました。状況を確認すると、確かにお客様の仰る通り あたかも便器の排水が漏れ出して床との隙間から滲み出ている様に見受けられますが、詳しく調べて見ると排水には異常はなく、トイレ給水管からの涙滴漏水を発見しました。 実は今回の原因はこれに依るものだったのです。つまり、給水管からの水滴が床に落ち、その水がある程度 溜まると、やがて便器の床設置面に接触します、すると接触と同時に毛細管現象で水は隙間に吸い込まれる様に、ぐるりと360度回ってしまう訳です。その回った様子だけを見ると便器の下の見えないところから水が滲み出てきたのか?と、見えてしまうのです。

 問題の管は、サプライ管と言われる物で、角度や長さは初めから決まっており、その自由度はありません、従って取り付け当初は ちょっと強引に押さえ込んで組み込んだ模様です。なので、これをフレキ管と呼ばれる 文字通りフレキシブルで継ぎ目部分に任意で適度に完全密着させる事の出来るステンレス素材の管に変更します。

 かくして、あっという間にトラブル解消でございます。お客様も迅速な発見と対応に驚かれていらっしゃいました。

 以上、いかがで ございましたでしょうか?今回のお客様は発見が早く、早急に弊社に御連絡を頂けた為、床の腐朽損壊などの大事には至らず、本当に宜しかったと存じます。皆様も『何か変だな?』と思ったら、ご遠慮なく直ぐに弊社に御連絡くださいませ、必ずご納得のいく成果を御提供できる様、全力を尽くします。

 それでは、今回はこれにて ご報告終了とさせて頂きます。どうか皆様、お体ご自愛の上、ご無事に12月のラストスパートにお励み頂けます様、お祈り申し上げます。次回も又、宜しくお願い致します。

洗面蛇口の部品交換。

2021.12.13 Mon

ご依頼内容:洗面蛇口のホース交換をして欲しい。  東京都文京区

施工内容:シャワーメタルホース交換。

 

 皆様こんにちは。今回ご紹介する案件のお客様は、ヘッド引き延ばし式ハンドシャワーのデッキタイプ洗面台混合水栓を、約15年程お使いだそうです。

 ところが、最近これを使用する度に台下に水滴が垂れてしまう現象に気付かれたそうです。更には、その原因がシャワーヘッドとホースの継ぎ目部分であるという事を御自分で突き止められ、早速 当該シャワーホースを取り寄せられて、交換作業まで御自分でなさろうと一旦、手を着けられました。正直ここまでの処、世の中こういった方々ばかりになってしまうと私共 緊急メンテナンス屋は、正に『商売あがったり』でございます(笑)。…しかし、どうしても既存取り外しが上手く出来ず、やむを得ず 弊社にお助け要請を入れて下さったのでありました。結果、お早めに要請して頂いた事は誠に正解かと存じます。と申しますのも、“DIYあるある”として、とことん御自分でなさろうとして、強引にデリケートで脆弱な部分にまで力を加えて傷つけたり、壊したりと、もう取り返しのつかない状態になってから要請を頂くケースが決して少なくないからです。

 幸い、此方のお客様は余り無理をなさらなかったので、関連部分は全て無傷で無事でした。尚、取替部品取り寄せの落とし穴として気を付けて頂きたいのが、当然、どなた様も同メーカーの同品番の製品から検索し、正しいであろう部品を見つけて頂く訳ですが、実は、その生産時期の違い等によって 微妙に形状が変わっていたりする場合が往々にしてあり、そういった僅かな仕様変更の為に新たに別途アダプターが必要だ 等、選出するまでが割と複雑で、かなり難儀されてしまうケースもございます。スムーズに事を成し遂げる為には、必ず適正な物(方法)を手に入れねばならず、万が一にでも、そこには間違いが許されない冷酷な掟が存在するので ございます。しかし、此方は流石のお客様。取り寄せ部品は合ってます、間違いございません。流石です。参りました。

 なので、後は 私めが 只々丁寧に、粛々と作業を進めるのみでございます。

 滞りなく交換を終えて、実際に通水試験を行いました。問題ございません。お客様と弊社による絶妙なる連携プレーの賜物かと存じます、お陰様で 全て無事に完了致しました。

 さて、今回は いかがでしたでしょうか?・・・念の為、誤解の無きよう 私は、好奇心や探求心をくすぐられて、更には実益をも兼ねる事が叶う DIY の実行に対しましては大いに賛成でございますし、それに挑まれるお気持ちは よく分かります。また、少し大袈裟に言えば、達成できた喜びは喩え様の無い程 素晴らしいものでしょう。しかし、文中でも少し申し上げました通り 水道関連の品物は、意外に繊細で傷つき易かったりします。例えば、水の通り道の重要な箇所に 髪の毛の細さ程の傷が少しでも付いたとすると、そこから漏水などのトラブルが始まったりします。さほどに水という奴は ごまかしの効かない 実に正直な奴でして、敵に回すと誠に厄介な代物なのでございます。どうか、このような事を頭の隅にでも置いて頂き、お困りになった時や もしもの時は是非、 弊社を思い出して頂いて、いつでも遠慮なく お助け要請の御声を掛けて頂けます様、餅屋は餅屋の端くれとして、ユーザー様に寄り添いながら、ひたすらにお待ち申し上げます。

 今回も最後までご覧頂きまして、誠に有難うございました。次回も又、宜しくお願い致します。

洗濯機水栓 消耗パーツ交換。

2021.12.06 Mon

ご依頼内容:洗濯機蛇口ハンドル内側から水が滲み出る。東京都港区

施工内容:水栓のパッキン交換。

 皆様こんにちは。早いもので、今年も残すところ 1ヶ月を切ってしまいましたが、いかがお過ごしでしょうか?さて今回は、蛇口水漏れ修理のお話しです。現場の状況を確認させて頂いたところ、当該水栓は洗濯機用壁出し式混合水栓で、左右に着いているハンドルを外して調べて見ると、湯側(左側)の水栓上部ナットと、その中心から立ち上がるスピンドルとの間の穴の隙間から涙が垂れる様な涙滴漏水が認められました。

 お客様に これをお見せし、何通りかの対応策を御提示致しました処『古い蛇口なのは分かっているが、何とかこれを修理で解決して欲しい、間もなく洗濯機を替える時期が来ると思うので、その時に併せて蛇口本体の交換を考えたい。』という御要望を頂きましたので、全力で これにお応えすべく、早速先ずは 原因となるであろうパーツを細かくチェックして見ます。

 分解して詳しく調べた結果、今回の涙滴漏水の原因は水栓上部パッキン(三角パッキン)が劣化して硬化し、柔軟性を失って形も歪になり、役割を果たせなくなった為と断定出来ました。

 左側が劣化した既存の上部パッキン、右側が未使用サンプル品です。

  同じく、既存コマパッキン(ケレップ)も新品(サンプル品)と比べると、かなり消耗劣化している事が判ります。

 よって、水側・湯側のこれらを全て交換します。幸いスピンドルの劣化は殆ど見受けられないので、これは既存の物を又 利用します。予定とするイメージは下の画像の通りです。

 今回のケースでは これが必要最小限の修繕対策となり、お客様の御要望に沿える形になるのでは、と存じます。

 かくして、衛生手袋を嵌め直して 新規パッキンに交換を実行し、本体をまた元に組み直しました。最後に通水試験を致しました処、水漏れは めでたく解消し、修理完了致しました。

 いかがでしたでしょうか?  勿論、更により多くの部品交換をする事が これに勝り、もっと言えば それこそ丸ごと水栓本体を交換する方が、どの様な修理にも勝り 完璧な訳なのですが、私共では お客様お一人、お一人の御要望を出来る限り尊重申し上げ、極力 お求めに沿わせて頂ける様、努めております。

 という訳で、本件のお客様にも大変喜んで頂けました、暫くは心配なく充分ご使用して頂けるかと存じます。よって改めまして、此方をご覧のお客様に対しましては、例え どの様な些細な事であっても結構ですので、一度弊社に御相談 賜れれば、と 心よりお願い申し上げます。スタッフ一同、いつでもお待ちしております。

 今回も最後までご覧頂き、誠に有難うございました。次回も又、宜しくお願い申し上げます。

屋外水栓柱交換 2日目(完工)。

2021.11.29 Mon

ご依頼内容:屋外蛇口水漏れ。      相模原市中央区

施工内容:水栓柱交換。

 皆様こんにちは。今回は、お約束通り、前回からの続きの展開を御報告致します。明くる 本工事当日も、当該地域は広く晴れ渡り 爽やかな朝を迎えました。現場到着し、元気にお客様に御挨拶を申し上げた処、先ず、 昨夜の労をねぎらう温かいお言葉を頂きました。そう言って頂けて、とても恐縮致しましたが、大変ありがたく 俄然モチベーションが更に上がっていって、胸が一杯になりました。そのテンションのまま、ご近所様のお宅に、これから工事でお騒がせをする旨の御挨拶を、しっかりと済ませました。

 という事で、早速 張り切って着工です。手順としては、舞い上がる粉砕コンクリート飛沫粉の拡散・付着を防止する為の養生を施してから、堅牢な土間コンクリートの斫りから取り掛かります。

 作業は順調に進み、新規水栓柱を既存給水管と結び 設置固定します。この時、水平器を当てて傾いたりしてないかを測定し、調整します。尚、水栓ソケットのネジ部の様子が画像からお判り頂けますでしょうか?五円玉色に輝く黄銅製のネジ穴になりました。交換前は、塩ビ製ネジ山バルソケにライニング鋼管の20-13の異径エルボが接続されて、そこに単水栓が取り付けられておりましたが、今度は純粋に塩ビ管のみであり、無駄な継ぎ目はありません。また、柱内部は充填式発泡剤が ぎっしりと隙間のない状態で満たされております。これらの理由に依って新規水栓柱は圧力損失の軽減を成し遂げて経済性を向上させ、並びに 耐久性・耐凍結性・防食性・防錆性・防振性 ・防汚性・水質衛生面に於いて いずれも以前に比べて格段に高く性能がアップしました。例えばでございますが、少々乱暴にワンタッチホースを抜き差しして頂いても、この度の様な柱内で給水管が折れてしまう・割れてしまう等といった事故は確実に無くなり その様なご心配は無用となります。…何処かの有名家具ショップメーカー様のキャッチコピーではございませんが、私共も 頂けるお代金以上の安心・安全・ご満足を御提供させて頂く事をモットーに日々励んでおります。

『お値段以上♪アクア救急センター♪(字余り)』を、心掛けて今後も更に邁進して参ります。

 すみません、話しを戻します。前回のご報告の通り、既存の単水栓(蛇口)は艶などが失われていて、それなりの経年劣化には見舞われておりますけれども、機能そのものには異常はなく、使用する分には特に支障は無かったのでございますが、折角 水栓柱が綺麗になるという事で、この際 単水栓も新しくなさる事になりました。

 モルタル補修の左官作業を終えたところです、同時に玄関ポーチの目地が 一部ひび割れ欠損していたので、簡易的ではありますが これも補修致しました。この後、更に周囲を徹底して お掃除をすれば完了となります。お天気も最高に良く、天気予報は1日を通して『晴れ』で、この時期でありますので、湿度も申し分なく モルタルは比較的短時間で理想的に固まるでしょうから、後は特に心配は要らない様です。

 尚、お客様は、飽くまでも『研ぎ出し流し』は不要と仰られるので、此方も無理に必要以上に、押し売りじみた営業は決して致しません。

 という訳で、今回の工事はやむを得ず 足掛け2日となりましたが、前回記述した苦肉の策を以て、お客様に掛かる御不便は最小限に抑える事が出来たのではないか等と自負しております。結果、お客様の大変ご満足される御様子も拝見できましたので、当方とても光栄に存じます。

 以上で、屋外水栓柱交換の二週に渡る ご報告を終わります、いかがでございましたでしょうか?最後までご覧いただき誠に有難うございます。次回も又、宜しくお願い致します。

屋外水栓柱交換 1日目。

2021.11.22 Mon

ご依頼内容:屋外蛇口水漏れ。      相模原市中央区

施工内容:水栓柱交換。

 皆様こんにちは。お陰様で、日々忙しく「あっちだ」「こっちだ」と、広範囲に渡って走り回っておりまして、今回ご報告する案件のお宅には15:00過ぎのお伺いとなりました。それでも、ご依頼内容を目にした当初は正直、比較的軽微な作業で所要時間も、ごく短くて済むだろう等と考えて急行したのでございます。そして いざ、現場到着してみると お客様は既に水道元栓を閉めてお待ちでしたので、この元栓を開けて状況を詳しく拝見してみたところ、蛇口その物には何ら問題は無く、屋外水栓柱内の給水管にトラブルが発生していて、柱内部で激しく水が吹き出している状態が確認できました。これを見て、やはり 私共が日々相手にするトラブルの真相というものは、実際に現場を拝見するまでは何一つ勝手に安易に決め付ける事は出来ないものだ、という事を改めて思い知らせた次第でございます。さて、この水栓柱には本来『研ぎ出し流し』という排水受けが付いており、それが排水管に接続されて一つの型を形成する訳ですが、こちらのお宅の場合は 専らお庭の水まき用水栓として、毎回ワンタッチホースを蛇口に抜き差ししてお使いになられており、研ぎ出し流しは却って邪魔という事で大分以前に排除されたそうです。

 前置きはこれ位にして、修繕プランを何通りか捻り出し、御協議を 丁寧にきめ細かに、それこそ時間を忘れて重ねていったのであります。その結果、新たに樹脂製で保温の為の発泡スチロールが柱内部に充填されているタイプに交換させて頂くという案で、お話が纏まりました。

 しかし、『秋の日は釣瓶落とし』と、いう訳で ふと気付くと辺りは すっかりトワイライトモードに突入です。

 善は急げで、もう直ぐにでも取り掛かりたい気持ちで一杯なのでありますが、あれよあれよという間に、辺りは完全に夜の帳が下りて真っ暗くらになってしまいました。でもまあ、私共は投光器という照明器具を常に車載しておりますので、喩え どんなに暗くなっても特に大きな問題はございません。が、こちらのお宅の場合、水栓柱を替えるに当たっては、先ず厚く頑強な土間コンクリートを削岩機でガンガンガンガンと、大きな音を立て それなりの時間を掛けて斫(はつ)らなければならないのであります。つまり、今この時間からそれをするのは、さすがに騒音の面で 大変な ご近所迷惑になってしまうという懸念がございます。

 よって、工事は このまま手を着けずに、明日に順延とさせて頂きたい、処なのでありますが、冒頭で申し上げた通りこちらでは修繕完了する迄は水道元栓を開ける事が出来ません、即ち、閉めている間はお家の中の水道は どれも一切使えない訳です。また、当然 給湯器に送られる水も停止しているので お湯も使えません。

 それでは困るので急遽、既存水栓柱を半ばからハンマーと鏨(たがね)を用いて丁寧に手作業でなるべく静かに砕き崩して、取り敢えず問題となる漏水トラブル箇所のみを露出させ これを取り除き、そこにキャップをして応急止水するという奇襲作戦ヲ発起シ、此レヲ速ヤカニ敢行セリ。に至りました(すみません、若干ですがミリオタの血が流れておりますものでございますから、かような表現になってしまいます、悪しからず)。                                  因みに、これに依って今回の漏水の原因が、ネジ部まで塩ビで出来たバルソケ(HIVP20㎜)を使用していた事によるものだ、という事が判りました。それは即ち、塩ビ製ネジ部はメタル製ネジ部と比較して強度が圧倒的に不足してしまう訳で、つまりは その事が祟った上に、経年劣化が重なって、この塩ビ製ネジ部に亀裂が入ってしまった為と判明致しました。これで得られた教訓として、塩ビ製のバルソケや水栓ソケットの類のネジ部は、やはりメタル製でなければならない。と、ここで又、改めて思い知らされるのでありました。

 果たして、あくまでも応急処置ではありますが キャップ止水した事によって、水道元栓を開ける事が可能となり、一旦、水道が使えるようになりました。お客様も先ずは『ホッと』胸をなで下ろしておられました。取り敢えず、これで一晩凌いで頂き、更に万全の準備を整え 明日朝から張り切って工事再開となります!

 この続きは次回(11/29)に御報告致します!次回乞うご期待!

 今回は、ここ迄でございます。最後までご覧頂き、有難うございました。重ねて次回も又、宜しくお願い申し上げます。