嗅覚、冴え冴え?。

2022.04.18 Mon

ご依頼内容:台所詰まり解消の決着つけたい!    相模原市南区

施工内容:雑排水管詰まり除去。

 皆様こんにちは。このところ寒暖差が激しさを奮って 四苦八苦しておりましたが、それも漸く幾らか収まった感のある今日この頃、いかが御過ごしでございましょうか?

 さて、今回は、御依頼内容のタイトルにある通り、並々ならぬ熱意を以ってご依頼してきて下さったお客様のお話です。この命を受け、熱き御要望に対して これを微塵すら裏切る事の無きよう、此方も殊更 戎衣の胸を引き緊(し)めて、間を置かずして直ちに出撃致したのでありました。

 到着し、よく お客様の御話しを伺ってみると、「半年ほど前、他社に此の台所詰まりを 結構な代金を支払って高圧洗浄機で直して貰ったのだが、最近また詰まりだした。実は、繰り返し この件でこれまで 2~3社に依頼したが、何処も長持ちせずに直ぐに又、詰まりが再発して困っている。半永久的に、とは言わないが、せめて7~8年位は正常を維持してくれる様、求めたい。」との事で、全く ご尤もな御意見かと存じます。

 さて、問題の詰まり再発のスパンが短いという事は、やはり排水管内に原因となっている油脂スラッジの取り残しがある という事で、そこ迄は容易に想像がつくのですが、何か他に見落としている重大な秘密?でも隠されているのではないか、と推理してみたのでありました。先ず疑ったのは、此の家の最終マス然として鎮座しているマスの位置に、私は少し不自然さを感じました。つまり、道路下に敷設されている下水道本管と当該マスとの距離や角度に違和感を覚えたのであります。即ち “ これは最終マスに非ず ” という思いに至りまして、自分の立てた推理を確かめる意味で、私なりに 描いた本管までの排水の自然な流れをイメージしたライン上を、細い金属の棒で 上から垂直に 約10㎝間隔で順に隈なく地面を突き刺して見ていったのです。そうした処、3m程いった所で 鈍い音を立てて金属棒は、進入を阻む何かに突き当たりました。これで直ぐにピンときたのは、これは塩ビ製のマスの蓋の感触で間違いないという事です、つまり、此処にマスが一つ隠れていた訳なのであります。更に最後まで 突っついていって 他には何も出て来なかったので、地面の土に埋もれていた此のマスこそが最終である事が判明いたしました。つまり、何年にも亘って此のマスが発見されず 此処から高圧洗浄機を入れて掃除される様な事なく 油脂スラッジが蓄積し 満足に取り切れていなかった事が、謎の詰まり再発の “答え” なのでした。

 些か大袈裟ではありますが『嗅覚 冴え冴え、偉いぞ俺』と、自分で自分を褒めてやった次第でございます。

↑着工前。分かり難いですが、排水栓内に水が流れずに残っている様子です。
↑これまで他社に最終と言われていたマスです。
↑ここ掘れワンワン の図です。
↑改めて 土の中から発見し、救出してあげた真の最終マス君です。永年忘れ去られていたせいか、少し いじけている様子です。
↑奥底の方で 白く見えるのが数年越しの油脂スラッジです。
あとは万遍なく全てのマスと排水管内を徹底的に高圧洗浄して解決です。

 以上、如何でございましたでしょうか?この様にトラブルの原因について 自ら推理して其れが見事的中した時の喜びは もう格別でございます。勿論『はずれ』の時の方が多かったりするのですが、的中させて原因を駆逐殲滅し、トラブルを見事 解決出来た時の達成感は爽快で、なかなかのもの であったりします。其れは、この仕事の楽しさと醍醐味を感じさせてくれる 一つの要素とも言えるのではなかろうか、などと思っております。とにかく、気持ち良いっす。いつか その内 ポエムにします、いつか その内。

 最後まで御覧いただき、誠に有難うございました。今回のお客様のように遠回りされる事なく、トラブルの際は 先ず一番に、弊社に御連絡下さいませ。では、次回も又、宜しくお願い申し上げます。

 ぎょ… 御意っ ! (partⅡ)。

2022.04.11 Mon

ご依頼内容:洗面蛇口の付け根に水が溜まる!       町田市

施工内容:蛇口交換。

 桜花の盛りも いつしか過ぎ、葉桜の清々しい季節を迎えんとするは、これもまた、正に諸行無常の具現でございましょうか、さような今日この頃、皆々様に おかれましては益々ご壮健のことと御慶び申し上げます。

 さて、今回も前回に続き お客様の御要望を尊重したソリューションの御報告をさせて頂きたいと存じます。現場にお邪魔し 拝見すると、シャンプードレッサー水栓の開閉レバーを開け閉めした際、その内側から水が滲み出て デッキ部に水溜りが出来るという状況を確認致しました。

 ところで、施工のお話に移る前に、私共が日頃の業務に於いて 心掛けている点を申し上げておきたいと存じます。先ず、手順として『お客様のお話しをよく聞く』『沢山お話しをして頂く為に、此方からも沢山 質問を申し上げる』を重ねながら円滑なコミュニケーションを図り、一歩一歩 信頼関係を積み重ねて築いた後に、問題の真髄を見極め、何が本当に必要なのかを充分に突き詰めていき、目先の損得だけではなく 真の解決策を 御一緒に考えながら、結論・結果を導き出す。といった流れを、大事なルーティンにして私共は励んでおります。今回も、その様にして お客様から細微に至るまでの情報を得る事が出来ました。それによれば、弊社の前に見させた業者から『この蛇口のメーカーは、倒産して無くなったので、改めて違うメーカーの蛇口に交換するしかなく、料金は10万円を ちょっと上回る』と言われたそうです。そこで、予算的な事も含めてお困りになられたお客様は 他に数社聞き回った末に、弊社へ相談を持ち掛けて来られた、といった訳でした。なので、私は 蛇口のカタログ等を御覧いただく等しながら、的確な対策について 特に 親切丁寧に、御協議を進めました。順調に進行していった処、協議中盤に差し掛かった辺りで、カタログに記載された ある蛇口を 徐に指さされて、お客様:『これだ!これだ!求めていたイメージ通りだ。蛇口の長さ・角度・高さ、そして価格、どれも申し分ない。もうこれしかない、実に使いやすそうだ。最初からこういうのが着いていて欲しかった!』私:『はい、誠に有難うございます。ですが、残念ながら此れは、お台所用の蛇口でございまして… 』お客様:『え、何? 台所蛇口は洗面台に使用しては いけないとかの法律でもあんの? やりたくないの?』私:『いえ まさか、決して其の様な訳ではございませんが 但、見た目とか、空間的な つり合い などが 余り宜しくなく、私としては、お薦めを致しかねますが… 。』お客様:『別に、使う度 いちいち他人様に披露して評価を乞う訳じゃあるまいし、自分が良いと言ってんだから良いでしょ?ちゃんと、水とお湯 出るんでしょ? だったら、早く 此れ着けて!』私:『 はい、…かしこまりましてございます。』と、相成りまして 早速、着工 致します。

↑これで余分な穴の一つを塞ぎます。
↑お客様に選んで頂き、向かって右を塞ぎました。
↑新規蛇口です。
完成です。

 些かイレギュラーではございますが、これで 費用の面も含めて お客様のお悩みは全て解決致しました、今、求めていたイメージ通りの真の結果を堪能されながら 横で幸せ一杯の御顔を なされておいでです。但、ここで敢えて失礼を覚悟の上で申し上げれば、例えば 『寿司』をご所望のお客様が、お好み焼きソースであろうと、ケチャップであろうと、マヨネーズであろうと、メープルシロップであろうと、はたまた 八丁味噌タバスコ山椒和え であろうと 自ら望んで 進んで其れらを、其の寿司に付けてお召し上がりになられるのであったなら、取り敢えず 其れは ご本人の嗜好の自由 という他ございません。但し、明らかに其れで必ず お腹を壊す筈、と判れば 話は別で それならば、伏して事前に御止めも致しますが、此れはそうではございませんので、私共は 今回のソリューションを “是” と致しました。さて果たして、『いったい これは如何なものか? 』等と問われれば、『お客様が 御満足して頂ける “真の結果” 獲得こそ、私共の最大の使命と喜びが其処に存在するのであって、私共は飽くまで 此の “真髄” を追求すべし 』と、日頃から心得ておりますが故に、「これもプロとしての務めでございます」とだけ 申し上げる他 ございません。

 さて、賛否両論 意見分かれ、議論の余地 また大いに残り、誠に名残惜しい処。ではございますが、今回の御報告は以上でございます。最後まで御覧頂きまして誠に有難うございます。次回も又、宜しくお願い申し上げます。

御意のままに…。_(._.)_

2022.04.04 Mon

ご依頼内容:洗面台下のパイプから水漏れしてる!    海老名市

施工内容:洗面台排水栓交換。

 皆様こんにちは。卯月に入って 早くも数日が経過いたしましたが、如何お過ごしでございましょうか? さて、今回は、表題のご依頼内容の対応について御報告致します。この 洗面台下収納スペースに於ける水漏れというもの、実のところは、普段 直接余り目に触れない領域である為、大抵の場合は漏水が始まっていても暫くは なかなか御気付きになれないケースが殆どかと存じます。その理由として 水漏れの原因は、概ね給水系か排水系かに分かれる訳ですが、当初水漏れは、いずれも ほぼ無音に近い為です。で、たまたま何か収納品を取り出そうと収納扉を開けて見た処、何か湿気を強く感じたりする。だけれど、最初の内は結露かな等と考えてしまい 余り気に掛けなかったりされて、状況が酷くなった後に、御相談を頂く事が多い様でございます。今回のお客様も、やはり そのパターンでいらっしゃったのですが、ご自分で漏水調査されて原因は排水管であると、ある程度 特定されて おられました。拝見して調べて見ると、確かに樹脂製排水栓が排水口の直ぐ下で亀裂を生じさせており、水を流す度に じんわりと滲み出て、長い間隔を経て水滴を下に垂らしておりました。これら原因と状況を詳しく御説明申し上げた処、その場で即『交換せよ』という御結論を頂きましたので、早速 此の部分に手を掛けてみると、簡単にポッキリと根元から折れてしまったのでありました。

 既存の物はポップアップ式なので、同じタイプの物を用いて交換致します、と御説明した処、お客様は「そんな機能は必要ない、今まで水を溜めるなんて事は 1度もした事がない、だから余計な機能は要らないから、よりシンプルな物にして 其の分、少しでも安価に済ませたい」との事。確かに排水口を塞ぐ為の蓋も もはや存在しておらず、とうの昔に廃棄されてしまったそうです。よって、この場合は、シンプルなタイプの排水栓を設置しても 何ら、悪い影響は出ませんので、御意に従う迄でございます。

 手際よく作業を進めて、至って短時間で完了出来ました。お客様も要望通りにことが進んだので、大変御満足されて ご機嫌の御様子です。しかしながら、以前も当ブログで申し上げた事がございますが、もし、施工後に明らかに 何か悪い影響が出てしまう様なことが予想される場合、又は、法令・条例に抵触してしまう様な場合の施工については、たとえ お客様の仰せ・ご要望であったとしても、その場合は畏れながら 其れに従うことは叶わなず、伏して 別の正しい方法の御提案を申し上げ、辛抱強くご説得に当たらせて頂く所存でございます。どうぞ其の点、御理解賜ります様、宜しくお願い致します。

 私共 アクア救急センターは、お客様の より快適な居住空間創造の為のお手伝いに日々 全力で励んでおります、どんな些細な事でも結構ですので、いつでも 御連絡を頂けることをお待ち申し上げております。

 今回は以上でございます。如何でしたでしょうか?次回も又、宜しくお願い申し上げます。

春爛漫、お部屋の模様替え。

2022.03.28 Mon

ご依頼内容:洗面脱衣所 壁クロスに亀裂発生!       町田市

施工内容:壁クロス貼り替え。

『春爛漫』。本来は、4月(卯月)の御挨拶などに使うのが 一般的だそうですが、花が咲き乱れ、生命の息吹が溢れんばかりに光 輝く、といった意味の 実に美しい日本語の 一つであり、“Haru Ran man” と、正に 弾むような韻を踏む辺りは息を吞む程に絶妙で、実に心憎い 響きでございます。間もなく 年間を通して、日本が 最も華やぐ時期を迎えんとする 今この時、この様な芳しい言葉を、弥生 末でありながらも ついつい、一足先に使ってみたくなる、素晴らしき 今日この頃、皆様におかれましては いかが御過ごしでございましょうか?

 さて、今回は 水のトラブルではなく、室内壁のクロスのトラブルの御相談を頂きましたので、早速お伺いして状況を拝見致しました。舞台となるのは、広めに造作された洗面脱衣所でありまして、此方の壁のクロスが入隅 (いりすみ・いりずみ:壁の二つの面が出会った内側の凹んだ角部分。逆に凸に出っ張った角を、出隅。) の部分が、上から下に 一直線に切られて貼られており、その切れ目の上からコークボンドという凝膠体の充填剤で押さえられていました。そして、この部分に割れが生じ、亀裂が入っていたのであります。敢えて申し上げるまでもございませんが、日本の風土は季節によって或いは時間帯に依っても、温度湿度に大きく差が発生します。此れによって家屋を構築する壁材・壁下地材は温度湿度の変化の度に、例え微小であっても確実に膨張と収縮を繰り返していて、いわゆる “暴れ”ている訳であります。従いまして 表面のクロス及び充填剤は 比較的柔軟性が低いが故に、暴れる動きに追従できず、経年の末、いつしか裂けて亀裂を生じさせる結果に繋がる訳であります。こちらのお宅の現象は正に此れでした。

    

少し判り難いですが、入隅に亀裂が生じて 二面が乖離しております。此のビニールクロスのデザインの特徴は、植物の枝葉をあしらった模様を、石膏に彫って誂えた彫刻品の様な雰囲気を醸し出し、モダンでエキゾチックな印象を 静かに主張している点です。私も このデザインの柄が 美しくて、とても優れていると感じた者だけに、入隅の頂点で真っ二つに切られて縁を断たれ、二面セパレートに貼られてしまって、折角の模様が チグハグになってしまっている有り様を目の当たりにさせられると、尚更 残念で堪りません。つまり、一定の規則性に基づいて配置されている彫刻然とした美しい模様であるにも関わらず、系譜の不文律を無視し、其処でプッツリと断たれてしまわれては “ 規則正しい 一定の連続性を根拠とした美の黄金比 ” が、台無しにされたも同然であるからです。即ち、それなりのブランドの服飾雑貨などにも見られる様に 模様を売りにする以上は接合上の切れ目を、ユーザーに意識させては ならない、という事なのであります。 接合部は、多少の生地の浪費などは充分承知の上で 模様をキッチリ合わせて仕上げる事を優先し、模様の乖離を感じさせずに 飽くまでも “美” を追求すべきなのです。

 さて、お客様とは念入りに御協議を重ね、この洗面脱衣所の壁のクロスを全て貼り替える事と致しました、入隅・出隅は頂点を包み込む様に貼って 剝がれ難さと裂け難さを狙い、後顧の憂い無きよう計らいました。素材は既存と同じくビニール製でありますが、お客様の御要望を尊重しながらも、より厚手で柔軟性に富むものにし、少しでも“暴れ” に抗える様、企図し、柄は今までとは対照的に 模様柄なしの無地の布織物調にして、もう少し温かみのある雰囲気が感じられる様、目指しました。着工にあたっては先ず、壁に取り付けられている手摺り・幕板や洗面台ミラー、洗濯機、エアコン本体、収納箪笥、壁照明器具、コンセントパネル・スイッチパネル等、貼り替え作業の邪魔になりそうな物を、全て壁から一旦取り外し、その後 既存クロスを全て引き剝がしました。

完成後の入隅の様子。包み貼りにしました、もう割れたり裂けたりしません。
夏は兎も角として、脱衣所なので 温かみある落ち着き感は大事ですよね。
当然ですが、出隅も包み貼りです。尚、無地柄の強みで、貼り合わせ部の柄合わせは不要です。

 新規クロスを貼り終えた後、手摺り・鏡・パネル類 等々の一旦取り外した品々を、元通りに取り付け直します。更に、置いてあった細かい備品類は 着工前に予め、写真に其の状態をキッチリ収めておき、ヘアピン1本に至るまで 元有った通りに寸分違わぬ様に戻します。

 滞りなく作業が完了しました。前回柄もシックで結構だったのですが、今回は模様柄が無い分、錯覚効果により このお部屋の空間を より広く感じさせます。また、布織物調は温かく落ち着きのある風格を漂わせ、以前にも勝るとも劣らない 大変結構な印象を与えてくる感が あるのかと存じます。

因みに、通常クロス幅は 900㎜で規格統一されており、貼り替えの為の数量拾い出しには ㎡ではなく『m(メーター)』換算で普通、職人- 業者間で遣り取りします。つまり 現場の床~天井までの高さを測り、重なり合う捨て寸も勘案して 幅900が何本必要になるのかを弾き出し、其の本数×高さで、必要メーターを求めます。此方のお宅の場合は、高さ2.38mで15本を要すと算出しましたので、15本×2.38m=35.7 なので、36mのクロスを用意しました。今回は特に『隅(角)の包み貼り』を、最優先に考慮して必要本数を導き出しました。尚、クロスは ほぼ何回でも お貼り替え可能でございますから、将来もし『此の柄、ちょっと飽きてきてしまったな…。』等と お感じになられたら、あたかも お召し物をお着替えになるが如く、迷わず お気軽にクロス貼り替えに臨まれても宜しいのかと存じます。

 弊社は 水のトラブル以外にも、今回の様な 内装工事を筆頭に 木工事・左官工事・塗装工事 等々、住宅に関する分野で幅広く サービスの御提供を申し上げ、様々な御相談を承っております。いつでも、お気軽にお問い合わせ下さいませ。

 如何でしたでしょうか? 今回は此れにて終了致します。最後まで御覧頂き誠に有難うございました。次回も又、宜しくお願い申し上げます。

僕達の失敗…(“慣れ”という名の落し穴)。

2022.03.21 Mon

ご依頼内容:水道管破損させてしまった!直ぐ来れる?  横須賀市

施工内容:塩ビ給水管 一部交換。(♫春の~♪木漏れ日の~中で~♬)

 皆様こんにちは。今回のエピソードは、その日 19時近くだったでしょうか、 所用の為、約2週間振りに横須賀宿営地に向け、帰営の途に就いて巡航中だった私の元へ、弊社の未だ経験の浅い若手社員が 現場状況の写真を添付したメールと共に、電話を寄越して来た事から始まりました。

 聞けば、ガス管工事店様 (今回のお客様)が 修繕施工の為、無限軌道自走式油圧ショベル(ユンボ)で地面を掘り返していた際、夕方 誤ってショベルの爪を、ガス管の近くに埋まっていた給水管に接触させてしまい、水を噴き出させてしまったそうです。そこから方々の水道メンテナンス会社に電話し捲ったけど、その時間からでは、何処も来てくれず、弊社に電話して やっと対応叶った、そうです。 そして 弊社々員の彼は、此れをどう施工するのでしょうか?

 当初の彼の話を要約すると、HI 25㎜のエルボ (L型継ぎ手:語源はエルボー =肘) からパイプが折れる事なく 只すっぽ抜けてしまっただけなので、これを直そうと思うが、自分一人では少々不安があるため、今 この時間に、当現場の近くを巡航しているであろう貴殿に直掩(援護)を願いたい 。又、念の為、最悪の事態も想定し その為の部材を揃えておかねばと 搭載在庫を確認したが 足りないので、一旦現場を離れ 近くの管材屋に購入しに行こうと思うが 具体的に 何が必要か、アドバイスを求む。という ものでした。なので、一度 抜けてしまった 塩ビ継手とパイプは、もう二度と着かない(接着剤塗り直して再接合は不可能)という事と、こういった場合は、同じ形 (L返し) で新たに再現しなければならないので、エルボ4個・25-13の異径チーズ (T型継ぎ手:語源はteesが訛って 又は、丁字が訛って等 諸説あり) 1個、及び25㎜・13㎜のパイプ・継ぎ手が相応分 必要となるので此れらを確実に用意しておく事、自分も 可及的速やかに現場到着に努めるから 安心してお客様との間(ま)を上手く保ちながら待つ様にとだけ伝え、電話を切りました。それから 程なくして 現場に到着し、先ず、私の目に飛び込んできた光景、それは何と、HI 50㎜エルボと50-20異径チーズがカクカクと絡み合って織り成された、あたかも行く手に立ち塞がる悪の巨大要塞の様な光景でした…。当初の話の通りであれば、さっくりササっと、小一時間も掛けずに やっ着けて 早く帰って酒吞んでやろう、等と 高を括っていた私は、その頭を20t位の鉄塊で、 ぶん殴られた様な気分になりました。:「君、だいぶ 話が違うじゃないか?これ、50㎜だよ?」:「はい、ちゃんと50㎜の部材を、用意しておきました。(ドヤ顔)!」:「え? そうなの!何で?でもよくやった。」見ると確かに、HI 50㎜のパイプ1本と、エルボが…4個……の筈?…いや、2個だけです!チーズは無いです(泣)。(プンプン)何故なのか、其の理由を問い質すと、実は、私に電話する前に、別の先輩・上司にも質問していたそうで、送付されて来た写真を見て 彼らは彼らなりの先入観から『 25㎜エルボと、25-13のチーズだね、でもまあ、エルボの吞み込みを確保できるだけの余裕は有りそうだから(え?余裕ない無い)、チーズには一切 手を付けず エルボ2個だけ替えて終わりだよ(←それ無理むり)』とか 安易に云い放ったそうです。 新米君は、其れを其のまま鵜吞みにし、その様に固く洗脳されてしまった様です。それでも個数不足ながらも50㎜を用意できたのは、お客様から『これ50㎜だよ』と、言われたお蔭だそうです。(恥ずかし)。さて、時間は既に 20:45 管材屋は何処も もう、とっくに閉まっています。お客様からは何が何でも今晩中に終わらせて!と、…元々性能不足の上に、更に回転出力低下に陥った自分の頭を 必死に叩いて絞って見た結果、プロ専用 御用達ホームセンター が在る事を思い出し、早速 此れに問い合わせて見たところ、22時まで営業していて 我々が必要としている部材も全て揃っている事が分かりました、神は未だ、我々を見捨ててはいなかったのであります。即、戸塚区に在る其の店へ買い出しに向かい、無事に物を揃えて現場に戻ると22:15 。大至急 慎重に慌てて ゆっくり急いで戦闘開始です。もう絶対に失敗は許されませんっ!。

 23:10 接続完了 。但し、これだけの太さの管なので相当な水圧が掛かります、依って接着を完全に落ち着かせる迄、念のためこれより20分程おいて23:30に通水開始、固唾を飲みながら接合部凝視…、通水から15分経過 …問題なし (ホっ)。お客様には、今回の不手際を丁重にお詫び申し上げた後、確り埋め戻して 清掃し現場撤収致しました。

 さて、今回の僕達の失敗の反省すべき点ですが 先ず、①本件の様な場合の状況写真に於いては、管の横に比較対象物を置く、又は管にメジャーを当てた様子を写して当該管の寸法が誰でも一目で判別可能にすべき写真に仕上げる事を旨とし、その工夫に努める。②関係する者たちは、何事も自分勝手に解釈して思考停止に陥る事なく、常に疑問を抱き 互いに質問・確認の応酬を活発に図り、疑問を微塵も残さぬ様にしてから着工に移し、ミスの発生防止に努める。尚、其処に 一旦、少しでも関係した限りは、その関係者らは一人残らずリアルタイムで 得た情報を最後まで共有し合い 結論を統一してから着工に臨み ミスの事前防止に努める。或いは、徒(いたずら)に船頭を多くする事なくして、指揮権を1人に絞り 其の者に統一した指揮を執らせ、責任の所在を明確にしつつ 一貫した指示を下し、部下を混乱させない。更に 本件の様な場合、指揮官は極力 即座に最前線へ赴き 陣頭指揮を執り、以て、抜かりなく速やかに 作戦の完遂を見事成し遂げるべし。③そして何より、担当本人は知識・技術向上を図る為 今迄以上に努力する、本件を鑑み 具体的には車輌助手席に何種類かの太さの塩ビ管を適当なサイズ何本かを揃えて置いておき 道路信号で停車する度に手探りで それらの管を握り、目視せずとも各々の太さを正しく把握できる様になるまで訓練し、身体に叩き込むべし。

 しかしながらこれは何も、担当した若手社員を一人責めて済む話しでは決してございません。寧ろ、本来なら若手を助け、正しく指導しなければならない筈のベテランスタッフの、悪い意味での “慣れ” が原因で引き起こしてしまった失敗であったと、猛省しなければなりません。悪い慣れとは即ち、経験を背景にした、強い思い込み (だろう判断) に 囚われたが故に、確認しなければならない事を、 “つい忘れた” つい しなかった、といった手抜きであります。この、 “慣れ” の恐ろしさを、私を含めた該当部署の者らは 勿論のこと、喩え、別部署に携わるスタッフであっても、弊社の一人一人のスタッフが 今回の一件を、他山の石として 共有し、常に肝に銘じ、決して お客様に御心配・御迷惑を お掛けしない様に、お客様の為に貢献できる様 少しでもお喜び頂ける様、弊社一丸となって 今後も それぞれの持ち場 持ち場で、日々の業務に一層、精一杯 励んで行かねばなりません。

 お客様各位に おかれましては 今後とも、どうぞ宜しくお願い致します。

 今回は、以上でございます。いかがでしたでしょうか? 弊社では今回の様に、当ブログで現場失敗事例も正直に御報告致します。次回も又、宜しくお願い申し上げます。