屋外水栓柱交換 1日目。

2021.11.22 Mon

ご依頼内容:屋外蛇口水漏れ。      相模原市中央区

施工内容:水栓柱交換。

 皆様こんにちは。お陰様で、日々忙しく「あっちだ」「こっちだ」と、広範囲に渡って走り回っておりまして、今回ご報告する案件のお宅には15:00過ぎのお伺いとなりました。それでも、ご依頼内容を目にした当初は正直、比較的軽微な作業で所要時間も、ごく短くて済むだろう等と考えて急行したのでございます。そして いざ、現場到着してみると お客様は既に水道元栓を閉めてお待ちでしたので、この元栓を開けて状況を詳しく拝見してみたところ、蛇口その物には何ら問題は無く、屋外水栓柱内の給水管にトラブルが発生していて、柱内部で激しく水が吹き出している状態が確認できました。これを見て、やはり 私共が日々相手にするトラブルの真相というものは、実際に現場を拝見するまでは何一つ勝手に安易に決め付ける事は出来ないものだ、という事を改めて思い知らせた次第でございます。さて、この水栓柱には本来『研ぎ出し流し』という排水受けが付いており、それが排水管に接続されて一つの型を形成する訳ですが、こちらのお宅の場合は 専らお庭の水まき用水栓として、毎回ワンタッチホースを蛇口に抜き差ししてお使いになられており、研ぎ出し流しは却って邪魔という事で大分以前に排除されたそうです。

 前置きはこれ位にして、修繕プランを何通りか捻り出し、御協議を 丁寧にきめ細かに、それこそ時間を忘れて重ねていったのであります。その結果、新たに樹脂製で保温の為の発泡スチロールが柱内部に充填されているタイプに交換させて頂くという案で、お話が纏まりました。

 しかし、『秋の日は釣瓶落とし』と、いう訳で ふと気付くと辺りは すっかりトワイライトモードに突入です。

 善は急げで、もう直ぐにでも取り掛かりたい気持ちで一杯なのでありますが、あれよあれよという間に、辺りは完全に夜の帳が下りて真っ暗くらになってしまいました。でもまあ、私共は投光器という照明器具を常に車載しておりますので、喩え どんなに暗くなっても特に大きな問題はございません。が、こちらのお宅の場合、水栓柱を替えるに当たっては、先ず厚く頑強な土間コンクリートを削岩機でガンガンガンガンと、大きな音を立て それなりの時間を掛けて斫(はつ)らなければならないのであります。つまり、今この時間からそれをするのは、さすがに騒音の面で 大変な ご近所迷惑になってしまうという懸念がございます。

 よって、工事は このまま手を着けずに、明日に順延とさせて頂きたい、処なのでありますが、冒頭で申し上げた通りこちらでは修繕完了する迄は水道元栓を開ける事が出来ません、即ち、閉めている間はお家の中の水道は どれも一切使えない訳です。また、当然 給湯器に送られる水も停止しているので お湯も使えません。

 それでは困るので急遽、既存水栓柱を半ばからハンマーと鏨(たがね)を用いて丁寧に手作業でなるべく静かに砕き崩して、取り敢えず問題となる漏水トラブル箇所のみを露出させ これを取り除き、そこにキャップをして応急止水するという奇襲作戦ヲ発起シ、此レヲ速ヤカニ敢行セリ。に至りました(すみません、若干ですがミリオタの血が流れておりますものでございますから、かような表現になってしまいます、悪しからず)。                                  因みに、これに依って今回の漏水の原因が、ネジ部まで塩ビで出来たバルソケ(HIVP20㎜)を使用していた事によるものだ、という事が判りました。それは即ち、塩ビ製ネジ部はメタル製ネジ部と比較して強度が圧倒的に不足してしまう訳で、つまりは その事が祟った上に、経年劣化が重なって、この塩ビ製ネジ部に亀裂が入ってしまった為と判明致しました。これで得られた教訓として、塩ビ製のバルソケや水栓ソケットの類のネジ部は、やはりメタル製でなければならない。と、ここで又、改めて思い知らされるのでありました。

 果たして、あくまでも応急処置ではありますが キャップ止水した事によって、水道元栓を開ける事が可能となり、一旦、水道が使えるようになりました。お客様も先ずは『ホッと』胸をなで下ろしておられました。取り敢えず、これで一晩凌いで頂き、更に万全の準備を整え 明日朝から張り切って工事再開となります!

 この続きは次回(11/29)に御報告致します!次回乞うご期待!

 今回は、ここ迄でございます。最後までご覧頂き、有難うございました。重ねて次回も又、宜しくお願い申し上げます。

流し台の排水栓交換。

2021.11.15 Mon

ご依頼内容:流し台の下で水漏れしている。     東京都渋谷区

施工内容:排水栓交換。

 皆様こんにちは。今回は、賃貸集合住宅のオーナー様から ご依頼内容欄記載の御相談を賜りましたので、急行致しました。現場は現在空き家の状態で、オーナー様が久し振りに点検に訪れた際に水漏れを発見されたそうです、更に色々と詳しくお話を伺った後、早速 調査に入ります。対象はミニキッチン流し台で、金属製の排水栓が細いボルト4本で下から締め上げられているタイプの物なのですが、これと流し台の隙間を埋めるジョイントのパッキンが劣化(硬化)してしまっている事が原因で水漏れを起こしている模様です。なので、このパッキンを取替えたいのですが 例の4本ボルトが固着してしまっており、無理に回そうとすると容易に損壊し本体の変形にも繋がりそうなので、慎重にボルトを切断し、パッキン交換・組立復旧させるという修繕策を導き出し、その旨を御提案申し上げたところ、『今後のメンテナンスを もっと楽にしたいので、この機会に丸ごと新しい物に交換して欲しい』と求められました。よって、ご要望に従い 一般的に広く普及している塩ビ製排水栓に交換させて頂く事になりました。無論、日々お忙しいオーナー様の貴重な お時間を無駄に頂かぬ様、本日即時 取り掛かります。

【既存】

【既存を取り外した様子】

【新規 塩ビ製排水栓】

 ご覧の通り、塩ビ製の排水栓になったので、今後は錆等で固着したりする様な事の心配はなくなり、オーナー様も大変ご満足のご様子です。

 さて、いかがでしたでしょうか?私共では、たとえパッキン1枚の交換作業であっても真心込めて全力で丁寧に対応させて頂きます。また、今回の様にお客様のご要望は最優先で承り、最善の策を以て真摯にお応え致します。

 以上で今回のご紹介を終わります、有難うございました。次回も又、宜しくお願い致します。 

トイレの改修工事。

2021.11.08 Mon

ご依頼内容:便器とタンクを繋ぐ管から水漏れ。  千葉県我孫子市

施工内容:トイレ床張替え工事・便器交換。

 皆様こんにちは。今回も当ブログに ご訪問有難うございます。さて早速、表題のご依頼を頂いたお宅にお伺いし、状況を拝見すると、便器と隅付タンクを繋ぐ『洗浄管』及び『スパッド』という部位が劣化し、タンクレバーを捻って水を流すと その度にそこから水が滴れ、大分 床を濡らしてしまっていました。この水漏れ修理だけでしたら、その場で簡単に終えられるのですが、問題は水漏れの影響で市松柄のフローリング材が、ふやけて朽ちてしまっている事です。つまり、水漏れは気が付かない内に大分以前から始まっていた様です。その辺りを含め、お客様とじっくりと対策を協議させて頂いた結果、床の改修と便器・タンク・温水洗浄便座の交換の運びとなりました。

【施工前の状況】

床が朽ちていて、大変危険な状態です。

 後日改めて大工を伴い、既存トイレセットの撤去と床板剝がしに着手しました。腐朽は床板の下地となる骨組みの『根太』の一部にまで達していましたので、この根太を含む下地補強から しっかりと施工させて頂きました。

【完成】

 ご覧の通り、トイレセットは水漏れで床を濡らしてしまう確立を少しでも減らす為、以前の方式を辞め便器とタンクが直接繋がった『密結型』と致しました。また水廻りの床という事で、そこは木材を直接表面に晒すのではなくコンパネボードの上にビニル製のクッションフロアを貼る仕上げにし、耐水性を より高めました。また、アイボリー系のカラーを採用した事で、トイレ内の明るさがアップし、とても広々とした印象にする事が出来ました。結果、お客様にも大変喜んで頂けました。

 さて、以上 いかがでしたでしょうか?今回の様に、私共では水のトラブル以外にも、屋根から床下に至るまで住宅に関わる全てのお悩み事を何でも拝聴・拝見させて頂き、全力でお悩み解消に努めさせて頂きます。先ずはお気軽にご連絡下さいませ。

 本日は最後まで御覧いただき有難うございました。次回も又、宜しくお願い致します<(_ _)> 。

ドラム式洗濯機排水詰まり。

2021.11.01 Mon

ご依頼内容:洗濯機排水するとエラー表示、排水詰まりだと思う。 東京都港区

施工内容:排水トラップ分解詰まり除去・清掃。

 皆様こんにちは。ご訪問ありがとうございます。今回は、洗濯機が詰まってしまってお困りのお客様からのSOSを頂戴致しました。

 早速 現場に急行し、拝見してみるとドラム式洗濯機で、当然の如く 乾燥機能が付く タイプで、いわゆる洗濯乾燥機でした。実はこれが大変重たい物なのですが、大抵は洗濯機パンの排水口を塞ぐ様に本体が上から覆い被さっているので、先ずは取り敢えず これを移動しなければならないという作業が控えている訳でございます。しかし、こちらの場合は、洗濯機をわざわざ移動しなくても、排水トラップのメンテナンスが容易に出来る様になっている優れた洗濯機パンなのでありました。

前方保護カバーを外して見ますと…

早速これを分解し、詰まり除去・清掃を致します。

最後に実際に排水をしてみて、問題がないかチェックします。結果、問題なく改善致しました。

 以上、いかがでしたでしょうか?これにて今回のご報告を終わります。次回も又、宜しくお願い致します。

 

洗面台排水トラップ交換。

2021.10.25 Mon

ご依頼内容:洗面台下の排水管に穴が開いた! 至急来て!。 世田谷区 

施工内容:洗面台Sトラップ交換。

 皆様こんにちは。今回は、洗面台下に設置されている排水管が破損してしまったお客様のお話しです。当該排水管は上から下に向かった 床排水のS字状の形状をしておりまして、屈曲部に常に一定の水が溜まる仕組みになっています。この溜まった水のお陰で下手(しもて)から上がってくる排水管内の臭いや、害虫の侵入を防ぎます。いわゆる封水トラップというわけで、その形状から『Sトラップ』と呼ばれています。因みに壁排水の場合は、上から下に屈曲部を経て90度のアングルで壁に差し込まれまして、Pの字を横にした様な形から『Pトラップ』と呼ばれます。

 洗面台Sトラップの素材は主に黄銅製(金属)と樹脂がありますが、こちらのお客様のお宅は黄銅製です。画像を見て頂くと分かると思いますが、肉厚は極めて薄く造られており、経年と共に劣化して しばしば、折れ・割れ・欠落などの症状に見舞われたりします。今回が正に、そのケースの一例となります。

 お客様のご予算などを伺い 対策をご協議した結果、幾つかの案の中からトラップ部分以降を比較的 侵食に強い樹脂製の製品に変更させて頂く。という事となりました。

 作業時間も大して掛かること無く、無事に完了致しました。尚、新規樹脂製Sトラップは、ご覧の通り屈曲底部に袋ナット蓋が付いていて、ここを外して掃除や、誤って落としてしまった異物等を容易に取り出す事も出来ます、ささやかではありますが、その様な新たな機能が付いてお客様も大喜びで、めでたし めでたし、で ございます。

 以上、いかがでしたでしょうか?今回もご訪問頂き有難うございました。次回も又、宜しくお願い致します。