男子トイレがつまってしまう原因とは

《原因は2つ》

多くの家庭では大便器を設置して男女兼用にしているでしょう。
また、よく詰まるのは大便器だというイメージを持っている人も少なくないはずです。
小便器は排尿しかできず、立ったまま排尿ができる男性用につくられています。
しかし、このような小便器も詰まることがあります。
築年数の古い建物では男子トイレが設置されていることがありますが、排尿しかしていないため、つまりが起きた時に原因がわからないことや、対処法に困ることもあるのではないでしょうか。
男子トイレがつまりを起こす原因は主に2つあります。
一つは尿石です。
尿は液体ですが、その中に含まれているカルシウムが有機物と混ざり合って固まると頑固な汚れとなり、簡単に落ちません。
また、小便器には細長い排水管が設置されており、水の通り道に尿石が付着して、どんどん蓄積されていくと流れにくくなって、つまりを引き起こしてしまうのです。
また、菌が繁殖して一般的な掃除では対処しきれない臭いが発生します。
そのため、尿石がこびりついてしまう前に、しっかりとお手入れしなければなりません。

《固形物は落とさないように》

二つ目の原因として挙げられるのは固形物です。
男子トイレは排尿をするために作られているため、大便器よりも排水管が細くなっています。
そのため、大便器では問題なく流れるものであっても、つまりを起こす原因になってしまうのです。
例えば、トイレットペーパーやお掃除シート、排泄物です。
これらを故意的に流すことはなくても、子供がいたずらでおもちゃを突っ込んだり、小さな小物を落としてしまうケースが少なくありません。
また、嘔吐も詰まってしまいます。
このような固形物が排水管に流れていくと、尿石も溜まりやすくなるため気をつけなければなりません。
万が一、流れない、逆流してくるなどのトラブルが起きた時は着脱トラップというパーツを外して、そこの部分にスッポンを使ってみてください。
ワイヤーブラシも効果的です。
そのままワイヤーを突っ込んでハンドルを回すだけであるため、作業も簡単そうなイメージがありますが、長すぎるとうまく使えません。
日頃から尿石除去剤を使って予防することはもちろん、自分で対処できないトラブルが起きた時はすぐに業者を呼びましょう。