トイレのつまりと使用年数の関係とは
長く使っているとどうなる?
家を建てた時やリフォームした時に設置したトイレを、長期間使っている人も多いのではないでしょうか。
陶器でできている便器は丈夫そうに見えますが、いずれ劣化します。
劣化するとトイレつまりを起こす原因となるため、使用年数には注意しなければなりません。
毎日使うため使用年数が長くなれば、汚れが蓄積して異物がつまりやすくなるのです。
便器はブラシやお掃除シート使って綺麗にしますが、パイプ内部まで掃除している人はなかなかいないでしょう。
パイプ内部も汚れが蓄積し異物が引っかかると、流れが悪くなって悪臭や害虫が発生する恐れもあります。
まだ使えるからといって放置すると、症状も悪化し簡単な修理では直りません。
重症化すると大掛かりな工事が必要になり、費用も高額になります。
そのため、使用年数が経っているトイレを使っている家庭は、一度業者に状態を確認してもらい、新しいものに交換することも検討してみてはいかがでしょうか。
完全に使えなくなった時に交換するという考えは危険です。
特に、マンションなどの集合住宅は、一つの部屋でつまりが発生すると他の部屋の排水にまで影響を与えます。
損害賠償を請求されるなど大きなトラブルに発展しないように、早い段階で業者に見てもらうと安心です。
買い替えも検討しよう
それほど劣化が進んでいない場合は、高圧洗浄だけで汚れや引っかかった異物が取り除けます。
自分ではできない作業であるため、必ず業者に依頼をしてください。
最近では、パイプ内部にカメラを通して中を確認しながら、隅々まで綺麗に洗浄してくれるサービスも普及しています。
詰まったものを流しきるだけでなく、悪臭や害虫予防にも効果的であるため、少し費用をかけてでもお願いする価値があるでしょう。
設置してから10年、15年ほど経過している便器は買い替えを検討してください。
最新のものは、水流の工夫や素材によってランニングコストが削減でき、掃除や手入れが楽になるといったメリットがあります。
10年経っていなくても、頻繁にトラブルが発生する場合や臭いが取れない場合も買い替えのサインです。
一度、業者に相談をしてみてはいかがでしょうか。