嘔吐物が原因でトイレがつまった時には
便器で吐くのは間違い?
トイレつまりが起こる原因は様々ですが、嘔吐物もその一つです。
風邪や食中毒、二日酔い、つわりなどで吐くことがあるでしょう。
トイレに流せば処理が簡単で臭いも気になりません。
そのため、便器で吐くのが一般的になっていますが、嘔吐物はペーパーやお掃除用シートのように水に溶けるものではなく、配管や浄化槽に残ることになります。
また、排泄物と違って消化し切れていないものは油分が含まれており、便器や配管をベトベトにしてしまうため注意が必要です。
つまりを引き起こさないために、できるだけ袋で吐いて新聞紙と一緒にゴミとして捨てるようにしてください。
しかし、胃腸炎やウィルスが原因の場合は、二次感染を招くことがあります。
殺菌や漂白をした上で処理しましょう。
気をつけていても便器で吐いてしまったときは、普段よりも多めに水で流してください。
対処の仕方
嘔吐物だけでなく、食べ残しも同様です。
キッチンのシンクに流すよりも後処理が簡単だという理由でトイレに捨てる人がいますが、これも詰まる原因になるため生ゴミとして処分してください。
万が一、詰まってしまったときはペットボトルを加工してすくい上げましょう。
少し大きめのペットボトルをおたまのような形にしていきますが、すくい上げる部分がキャップ側になるように半分より少し上で切ります。
汚水に自分の手がつかないように持ち手の部分は長めに切ってください。
次に切り口部分を覆うようにラップを被せて、ペットボトルの凹みに合わせてたるませませ、その部分に爪楊枝で20回ほど刺して小さな穴を作ります。
この穴から水が流れ、食べかすなどだけが残ってくれる仕組みです。
後は水の上に浮いているものをすくってビニール袋に捨てるのを繰り返し行います。
この方法はつまりを解消するのが目的ではなく、すっぽんやパイプクリーナーを使いやすくするためです。
重症化すると自分では対処できないため、業者を呼んで解決してもらいましょう。
特に、油分が排水管で固まると素人では直すことができません。
解決した後は再び繰り返さないように使い方に注意することが大切です。