トイレつまりを悪化させる原因とは

水を流してはいけない

トイレつまりは軽度のまま対処できれば問題ありませんが、悪化させてしまう人もいます。
つまり具合がひどくなると、業者に依頼しなければ解決しません。
修理も大規模になり費用が高額になるため、軽度のままで直したいものです。
悪化させる原因を知り、注意しながら対処しましょう。
原因の一つは、排水することです。
トイレの水を流して詰まっているものを押し流してしまえば、解決すると思っている人も多いのではないでしょうか。
しかし、この行動によって重症化するケースが多いです。
排水することで詰まっているものが奥へ流れていきますが、場所が移動しただけであるため、つまりが解決されることはありません。
逆に取り出しにくくなり、便器を取り外して作業をするなど大掛かりな修理になって10万円以上の費用を支払う恐れがあります。
完全に水の通り道を塞いでいる状態であれば、汚水が逆流して床に溢れ出してくる危険性もあります。
床が浸水すると床材を張り替えたり、マンションなどの集合住宅では下の階の人に迷惑をかけて損害賠償を請求される恐れがあるため、絶対に流してはいけません。

闇雲に道具を使うのは危険

トイレのつまりを直す定番の道具であるスッポンを使えば直ると思っている人が多いでしょう。
しかし、何が詰まっているかわからないまま闇雲に使うのは悪化する原因になります。
水に溶けるペーパー類、排泄物であれば問題ありませんが、溶けない固形物が引っかかっている場合にスッポンを使うと奥へ進んで取り出しにくくなってしまうのです。
溶けない固形物は基本的に取り出さなければ解決しません。
そのため、何が引っかかっているのかわからない場合は、下手にスッポンなどを使って直そうとしてはいけません。
塩を入れると解消されると聞いたことがある人もいるでしょう。
猫砂などは塩を注ぐことで、ほぐれて解消されやすい状態を作ることができますが、排水管を傷めて工事が必要になるケースもあるため、入れすぎには気をつけてください。
地域によっては禁止している場合もあります。
確認した上で行いましょう。
このように悪化する原因はいくつかありますが、自力で直せないと判断した場合は、軽度のうちに業者に依頼すると安心です。