トイレつまりを放置するリスクとは
判断を間違えると危険な場合もある
トイレのつまりは放置していればいずれ解消されると思っている人が多いのではないでしょうか。
触らずに時間を置けば自然と解消されていることもありますが、全てのケースに当てはまるわけではありません。
直るどころか、症状が悪化するリスクがあります。
判断を間違えると重症化するため、どんな時に放置してもいいのか、やリスクについて知っておきましょう。
基本的に時間を置けば直るケースは、水に溶けるものがトイレつまりの原因だった時です。
トイレットペーパーや排泄物、流せるお掃除シートなどは時間と共にほぐれて塊が小さくなり、自然と流れていくことも少なくありません。
逆に溶けないものはいくら経っても異物の形状は変わることはなく、どんどん奥へ進んで取り出しにくくなるリスクがあります。
そのため、異物を落とした時はすぐに取り出してください。
すぐに対処することが大切
溶けるものかどうかを判断する際のポイントは、3時間を目安に時間を置いて変化があるかどうかです。
溶けるものでも厚みがあったり、量が多かったりするとそれ以上かかることもありますが、時間に余裕がなければ待っていることができないため、別の対処法を考える必要があります。
放置している間はトイレが使えないだけでなく、異臭が発生してしまうことがあります。
トラブルは排水路で起こることが多いですが、それによって便器内に溜まっている封水が切れて下水から悪臭が上がってきたり、最悪の場合は虫が這い上がってきたりすることもあるのです。
臭いや虫が他の部屋まで広がってしまうと大変です。
マンションなどの集合住宅であれば、他のお部屋に住んでいる人にも迷惑をかけるため、すぐに対処してください。
このように、つまりを放置すると危険な場合があります。
判断が難しい場合は業者を呼びましょう。
水に溶けない異物を水で流してしまった時も業者に取り除いてもらう必要があります。
すぐに依頼すると簡単に直るはずだった原因も、時間が経ったことによって取り出しにくくなり大掛かりな作業が必要になると修理費も高額になります。
出費を抑えるためにも軽度のうちに業者に依頼してみてはいかがでしょうか。