流しても良いトイレつまりの状況とは
《流しても良い時もある》
トイレのつまりは悪化するため、水を流してはいけないと聞いたことがある人が多いのではないでしょうか。
しかし、これはすべての状況に当てはまるわけではありません。
もちろん、溶けないものが完全につまり今にも溢れ出しそうなほど水位が上がっている時は、下手に触らず業者に連絡した方が良いです。
初めてのトイレトラブルで何をして良いのかわからない時も、触らずに業者が到着するまで待っていた方が安心ですが、場合によっては流しても良い状況というものがあります。
それは、溶けるもので比較的軽度な時です。
心当たりがなくトラブルの原因がわからない時は、溶けるものかどうか判断しにくいですが、その時は2、3時間放置してみてください。
放置したことによって水位が下がっていくようであれば、溶けるものが原因で比較的軽度のつまりだと判断ができます。
このような状況であれば、スッポンやお湯などを使って押し流す対処法を用いても問題ありません。
《無理ならプロにお願いしよう》
トイレが詰まっていると水位が少し高くなるのが一般的です。
その状態でスッポンを使ってみましょう。
あまりにも多すぎる場合は、カップ部分が浸るまで量を調節してください。
逆に少なすぎる場合もバケツなどで水を入れます。
カップが水に浸っていないとスッポンの効果は半減するため、適量に調節するのがポイントです。
また作業中は汚水が飛び散る可能性があるため、家庭用ゴミ袋に穴を開けてそこからスッポンを通して手が汚れないようにする方法や、新聞紙で床を覆って養生することをお勧めします。
道具がない時は40〜60度程度のお湯を注いでみましょう。
水位が高い時は減らすと効果的です。
1時間ほど放置すると自然と解消されていることがあります。
また、タンク内にペットボトルなどの重りを入れて節水対策をしている家庭がありますが、これは詰まらせる原因となります。
何度直しても過度な節水をやめなければ再発する恐れがあるため、十分な水量で流すことが大切です。
このように流しても良い場合はありますが、自分で解消できないほど悪化しているケースもあるため業者に依頼しましょう。