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下水のつまりを放置した際のトイレへの影響とは

床下に原因がある


どの家庭のトイレも下水につながっていますが、つまりを引き起こすことがあります。
便器から汚水が逆流してくる、掃除をしても悪臭が消えない場合は、下水に原因があるかもしれません。
放置していると、どんどん症状が悪化します。
また、間違った方法で対処するとトイレ本体が壊れる危険性があるため、適切に対処しなければなりません。
そもそも何故つまりが発生するのかわからない人もいるのではないでしょうか。
下水のつまりは汚水舛が詰まった状態です。
どの家庭もトイレだけでなくお風呂場やキッチンから排水された生活水は、床の下にあるパイプを通って桝へ流れて行きます。
そのパイプはS字やP字など曲線があるものが使われており、太さは4、5cm、もしくは7〜10cmほどしかありません。
曲がり部分にゴミや泥が付着すると、地面を掘り起こして点検したり、洗浄したりする必要があります。
汚水桝は曲線部分や合流部分、傾斜が変化する部分に設置されており、汚れが溜まりやすい構造をしています。
この桝が詰まることで下水も詰まるという仕組みです。

兆候があった時は

便器の水を流した時に、ゴボゴボ、ポコポコといった音が聞こえる場合は、要注意です。
それは、下部からの空気圧が上部へと押し上げられたことによって、排水溝に溜まっている水が動き、空気が抜ける音です。
これはトラブルの前兆であるため、放置すると完全に流れていかなくなります。
音がしなくても水位が下がっていかない、ペーパーや排泄物がスムーズに流れていかない場合も前兆です。
半日ほど時間が経っても便器内の水位が全く引いていかないようであれば、重症化している可能性があります。
素人では対処することができないため、放置せずに業者に依頼することが大切です。
定期的に桝の蓋を開けて中の状態も確認しておきましょう。
汚物が滞って溢れ出てくると被害が拡大します。
すぐに対処すると、そこまで大きな被害を受けることはありません。
修理費も最低限におさえることができます。
異変に気がついたときは後回しにせず、すぐに業者に相談を根本的な原因を解決してもらいましょう。