トイレの浄化槽がつまったときの対処法とは
便器以外に問題がある
トイレがつまり気味だという場合は、浄化槽に原因があるかもしれません。
水の流れが悪い、ゴボゴボという音が聞こえるなど、普段は見られない異常があった時は要注意です。
完全に詰まっていなくても、根本的な原因を探って解決しなければ、解消されません。
まずは、どのような役割をする設備なのか知っておきましょう。
これは汚水処理をする設備で、トイレの使用後に流れる汚水を綺麗にする役割があります。
昔は水洗トイレの汚水だけを綺麗にする単独処理浄化槽が認められていましたが、平成13年からは台所排水、洗濯排水など生活雑排水とまとめて処理する合併処理浄化槽の設置が義務付けられています。
どうやって直す?
つまりの原因は便器に異物を流してしまったケースが多いです。
水に溶けるペーパー類や排泄物は時間とともに解消されていきますが、溶けない異物を流したことでペーパー類も溶けきれずに、つまりを起こしてしまいます。
また、溶けるものでも一度にたくさん流すと詰まるため、気をつけなければなりません。
症状が軽度なときや、手の届くところに引っかかっているのであれば、自分で対処できます。
しかし、浄化槽にトラブルが起きている場合は、専門知識や技術が必要になり難易度が高いため個人では対処できないでしょう。
放置しても解決することはないため、必ず業者に修理を依頼してください。
後回しにすると汚物や汚水が便器から溢れ出てくるかもしれません。
床や壁が汚れるだけでなく、衛生面でも悪影響です。
中には、自分で対処しようと考える人もいますが、パイプを傷つけてしまう恐れがあります。
簡単に直せるトラブルであっても、下手に手を出したのが原因で思いがけない費用がかかる可能性があるのです。
業者に依頼すると、素人では扱えない微生物の力を利用して清掃をすることや、分解された物質を汲み取ってもらうことができます。
汲み取る際は付属機器も綺麗に洗浄してもらえるため、定期的にメンテナンスや清掃をおすすめします。
基本的には年に1回の清掃が定められているため、最低でも毎年お願いをしましょう。